とりあえず自宅の主な水槽をさらして見る 2.30cm(キューブガーデン・ミニS)水槽
クリプトコリネだけを植えてみたレイアウト。
水槽をジャングルにしてしまいたい。東南アジアの(*イメージ)。
もちろん東南アジアのイメージなので、アジアの魚のみ入れてある。
30cm水槽第一の主役、ベタ・アルビマルギナータ。
人によく馴れる魚だと聞かされたが、実際だんだん馴れてきた様子。
お顔がピンボケてしまいましたね。
第二の主役、セラタネンシス。チョコレートグラミーの亜種ってことになってるみたい。
目がきょろきょろしたり、クイっとこう首を曲げたりしてあたりをうかがう様子がいい。
とりあえず自宅の主な水槽をさらして見る 1.60cmレギュラー水槽
こんな感じ。なんだか雑然としてしまってる感。ADAのマークが泣いている。
レイアウト水槽は「飼うだけ、育てるだけ」なら覚えたり調べたりすればできるけど、「美しくまとめる」のには経験が要求されるみたい。
おのおのに成長する草を配置し、まとめるという面では、ガーデニングに似ている。
たかだか数十cmほどの空間を草でデザインするという点では、活け花に似ている。
ネイチャーアクアリウム的な木とか石とか苔とか砂とかの素材は、盆栽に似ている。
水に浸ったソイル(水草用の土)に一本一本、草を植える様は、田植えに似ている。
60cmの主役、アピストグラマ・ビタエニアータ(ディアマンテ)。
写真は暗いが実物はもっときれい。
付記
他方、きくちさんの
というエントリは、大変エレガントにそうした「先鋭化」の危機を解毒するやりくちではないかと、いつもながらに感心した。
あとid:finalventさんには、自分を「ただの人」だととらえたいという願望のようなものを感じる(そうでなければ好き勝手ブログなんて書けない、という必要性に迫られてのことかもしれないけど)が、残念ながら「finalvent」は、ずっと前から日本のネットではもう「なにものか」になってしまってるんじゃないかなあと思う。アルファブロガー(笑)。
「『ニセ科学批判』批判」問題、というかなんというか。
「ニセ科学批判」批判、なんてのが一部で以前からくすぶっていて、まあ僕自身は(ネットでは別に特別な発言はしていないが、リアルでは)どこからどう見てもニセ科学批判者の一人なんだが、「『批判』批判」の人々の言い分にもきちんと耳を傾ける必要があるのではないか、とは、実は以前から感じていた。
どうやら今回、id:finalventさんとid:apjさんとのあいだでなにやら込み入った応酬があったらしい。
江戸時代から明治時代の脚気の原因はカビ毒によるものだったか - finalventの日記
が発端のようだ。
さて、実際の議論がどう進んだかには、実は僕はあまり興味がない。だからここではおくことにする。
id:apjさんのエントリの、
http://www.cml-office.org/archive/1227318366185.html
ただ、「ニセ科学批判」は、そういう社会のルールということで展開されおらず、稚拙な科学教条主義として展開されているように見えるし、私にその批判が向けられる。それなら、その批判者に、科学というものがどれだけ難しいものか、おわかりなりますか、ということを実際にやってみてもいいかと思いました。
思い上がるな。私にわかったのは、finalventさんが、社会の問題も含めてニセ科学を批判してきた状況を何一つ知らずに勝手な思い込みでテスト云々と言い出したということだ。
という応答に少し違和感を持った。ニセ科学批判は今やずいぶん長く続けられ、多くの多くの多くの議論が積み重ねられてきた経緯を持つ一つの運動だ。その膨大な議論の積み重ねを、完璧にフォローできている人間がどれくらいいるだろう。
僕自身、上で「どこからどう見てもニセ科学批判者の一人」なんて断言したけれど、たとえば、ネット上で一通り目を通しているニセ科学批判系のブログとくれば、kikulogだけだ。他のサイトは必要だと感じたときしか見ないし、そうした場所でのすべての議論をフォローするリソースは、今の僕の生活にはないから。
少数のアクティブが、その内で濃密な議論やコミュニケーションを取り交わすとき、その少数に含まれない人から見て一見不可解な、興味の方向性が現れてくることがある。その少数の中ではきちんとした経緯があり、展開があるのだが、それが周りの追随をぶっちぎってしまうのだ。僕はそうした現象を「尖鋭化」と呼ぶのだと思っている。
ここで、id:finalventさんは、十分に(たぶん、標準以上に)知的な人だと思うが、一方で、ニセ科学運動の外側の人であり、それについて議論を積み重ねえてきた者から見れば、蒙昧で稚拙な素人、つまり大衆の一人に過ぎない。
たとえばapjさんやきくちさんが、「稚拙な科学教条主義」などであろうはずがないことを僕はよく知っているが、けれども、彼らの言葉に大喜びで飛びついた「稚拙な科学教条主義者」は、かなり、いてもおかしくないと想像するし(例示はしない。したくないからだ)、そういった意味ではfinalvetさんの危惧だって何の根拠も無いものでもないのではないかな。
さて、そうしたときに、
江戸時代から明治時代の脚気の原因はカビ毒によるものだったか - finalventの日記
finalvent 2008/11/22 12:54
apjさん、ども。「ところで、敗北宣言と受け取ってもらって結構です、などと無責任な投げ出し方をする」のが未練たらしく見えるようでしたら、すみません、まいりました、apjさんには完敗しました、これにてご勘弁を。
と思いっきり泣きを入れて「これ以上、話を続けたくありません」と哀訴する人間を相手に、
http://www.cml-office.org/archive/1227360683186.html
(1)完敗宣言も謝罪も却下し、受け取らない。
議論はそもそも勝ち負けではないし、何についての勝ち負けだかはっきりしないものについての完敗宣言など意味不明である。
(2)適切な時期に、ぐぐって後から見つけた回答のソースを提示してほしい。
finalventさんは曖昧な書き方や思わせぶりな書き方をするばかりで、回答を示していないのだから、私としては、回答のソースを見に行って自分で答え合わせをしながら考えるしかない。
なんて「追い込み」をかけるような行為に、どんな価値があるのか疑問に思う。
僕に言わせれば、
江戸時代から明治時代の脚気の原因はカビ毒によるものだったか - finalventの日記
関連の追記
「ニセ科学批判」については、シンプルに私は誤解していたなというのはありますね。科学論とかの話ではなく、市民運動なんだな、ということです。これは誤認していました。自分が悪かったなと。悪い分の責めは受けるべきかな、と。
この辺ね⇒はてなブックマーク - finalvent氏の不誠実さについて :: Archives
私は市民運動というのは、多様にあればいいし、それにじゃまするというのをしたくないんですよ。なので、ああ、まずったな、自分の認識不足で余計なことしたなというのがありました。
この文章が書かれた時点で、とりあえずニセ科学批判者は、この対話(僕が「議論」と呼んでいないことに注意して欲しい)から得るべきものを得て、もうこれで十分だろう、と感じるのだがなあ。
id:finalventさんは、運動の指導者たちから見れば、蒙昧な一人のおっさんにすぎないに違いない。けれども、僕は「運動」としてのニセ科学批判が、無為に尖鋭化することなく、蒙昧な大衆にも開かれたものであり続けることを望む、とここに記しておく。
イラク塗装のC-130が、星ヶ丘の上を舐めていく
あの音を聞かない日は無い。重く低く響くターボプロップのエンジン音。見上げるとそこにはいつもずんぐりと無骨な飛行機がいる。その機体を彩る空色は、そいつとその乗員が、今、日本でいちばん「戦場」や「戦死」の近くにいることの証明だ。
空色の飛行機が、名古屋市東部随一のオシャレスポット・星ヶ丘、三越百貨店の直上を、舐めるようにかすめるように擦過して、基地に帰っていく。街路は着飾ったお嬢さんたちで埋め尽くされているけれど、空を見上げる人はまずいない。あの機はいったい、どこから小牧に帰ってきたのだろう?
「自衛隊イラク派遣の違憲確認と派遣差し止めを求めた集団訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長は、航空自衛隊が行っている現在のイラクでの活動について『憲法9条1項に違反する活動を含んでいる』との判断を示した。」(http://www.asahi.com/national/update/0417/NGY200804170005.htmlより引用した)
今日、ある法廷が、「彼らは戦争をやっている」と言い切った。
明日も、ターボプロップの重低音が聞こえ、空色の無骨な飛行機が現れ、女子大のお嬢さんたちの頭上をかすめて、そして小牧の基地に帰るはずだから、僕はそれを眺める。
「就職氷河期」って奴について、僕もひとこと言い残しておくか
氷河期の猛吹雪にズダボロに引き裂かれた人々と、グングン成長した人たち - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ
成功体験では人は救えない - novtan別館
いわゆる「就職氷河期世代」である僕の内には、怒りがある。
僕自身は今何とかうまくやっているけど、ワリを食わされた仲間達への共感がそれを引き起こすのだろう。
ここ数年の学生さん達の就職活動の様子を見るにつけ、いかに当時の連中がワリを食わされていたか、イヤでも実感できる。
年月がたてばそのうち、みんな、こんな出来事は忘れてしまうのかもしれないが、少なくとも僕は忘れないようにしよう。この感情も。