押井守の、押井守の、押井守の新作について
僕は今、とてもわくわくしている。
押井の新作は「スカイ・クロラ」。
上は公式サイト。一応(ほんとに一応)、特報を見ることができます。
何人かの関係者のコメントの中に、押井守の長い長い談話が載っていて、読みました。
「今を生きる若い人たちに向けて、何かを言ってあげたい」
なんて語りはじめた押井はひどく年寄りじみていて、あの押井がこんなにも普通の年寄りになったのかと、なんだか寂しい感傷を呼び起こされてしまいます。
それでもなお、僕は今、とてもわくわくしている。
「その為に私は、近年培ってきた演出手法を封じ、『イノセンス』とはまったく違うシナリオ・演出法をもって、この映画を、若い人へ向けたエンターテインメント作品として作ろうと決意を新たにしています。勿論、勝算はあります。」
ビューティフルドリーマーの頃から繰り返されてきた、押井のいつもの手じゃありませんか。こんな台詞にほだされて劇場へと赴いた観客は、必ず期待していた「エンターテインメント」との落差に失望する。この20年、何度も繰り返されてきたことですよ。
それでもなお、僕は今、とてもわくわくしている。
この際だからここに、はっきり書いておきます。
僕は、押井信者だ。