タミフル問題で気になったニュース(インフルエンザ陰性かつタミフル服用でも異常行動?)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070328-00000060-mai-soci


 「インフルエンザではなく」かつ「タミフルを服用した」女の子がいわゆる異常行動をとった、という記事。これが一症例として興味深いというところまではまあ理解できる。

このため、久保田医長は「女児の異常行動は、タミフルの影響ではないか」と指摘する。一方で「タミフル発売前にインフルエンザで39度の熱を出し、2階から飛び降りた男子小学生も知っている。タミフルで起きる異常行動と、インフルエンザで起きる異常行動の両方があるのではないか。少なくとも、インフルエンザと診断されないのにタミフルを服用するのは避けてほしい」と話している。 (上掲記事より引用)


 でだ、いわばこのデータのバックグラウンドに相当するべきものである、「『インフルエンザウィルスに由来しない高熱』でかつ『タミフルを服用していない』ときに異常行動をおこす」症例というのは、いったいどれくらいあるものなのだろう。統計はあるのか無いのか、また、統計が無いとして症例の報告はどれくらいあるのか。


 高熱と異常行動との関係も気になる。たとえば高熱が急に収まった状況で、高熱由来の意識の混濁が熱が引いた後も少し後まで残る、といったようなことはないんだろうか。


 ひとくちに高熱といってもさまざまな原因があるだろうから、こういう問題は評価しにくいだろうな、とは思う。でも、こういう突っ込んだところまで率直に(ウェブ上でw)語ってくれるお医者さんとか、いないのかなあ。自分が医療の専門家じゃないため、こういった問題についてはどうも自信を持ちきれない部分がある。