失職、またはロスジェネ余剰ポスドクの誕生


 ボスから来年度の契約を更新しない旨、通告を受け、


 ついにおれは失職の憂き目に会った。


 ここにロスジェネリアル余剰ポスドクが誕生したのである。



 今は、これまで私を研究者としてお引き立てくださった数多の先生方に、伏してお詫びしたい気持ちでいっぱいである。結局、ご恩の数々に報いることができませんでした。



 4月からおれは、学者ではあるかもしれないけど、研究者ではなくなるはずである。

戦車は最強!もうそれでいいじゃんか。


 なんか「戦車不要論」への反論記事が話題なんだけども(完結してないみたいなのでトラバはまだ打ちにくい気分)、読んでみるとけっこうな大部の記事で、でもそんなに文字数を重ねなくても戦車の有効性は主張できるんじゃないかな、と思う。


戦車という兵器の設計思想は、本来的に、というかほとんど定義として、要は下記のようなものだ。

  • あらゆる地上兵器を撃破できる(装甲を貫ける)砲を持ち、
  • あらゆる地上兵器よりも強固な装甲を持ち、
  • あらゆる地上兵器よりも速く、どんな場所でも走破できる


つまり一言でまとめるなら、

  • あらゆる地上兵器よりも有力な―――「強い」兵器


「そうなるように」基本的には設計されているものだ。それはかつての「戦艦」という兵器の考え方に似ている。あるいは、「戦闘機」もそうだ。


 戦車=地上戦最強!


 それこそが戦車の設計思想である以上、戦車をまったく持たない状況とは、敵が戦車を持ち出してきたとき、こちらがたいへんな不利に陥る状況に他ならない。だから戦車をまったく持たないわけには行かない。あるいは、何か他の「地上戦最強」兵器を構想しようとしても、結局は既存の戦車のような設計に落ち着くはずだ、ともいえる。設計コンセプトが同様で技術力に圧倒的な違いがない場合、同じようなものしか作れないんだから。対戦車火器は確かに「戦車を倒すことが可能」ではあるが、戦車もまた対戦車火器をよりたやすく撃破できる(装甲と機動力で劣る。また、実際には多くの場合、破壊力でも劣る)。そして、戦車を撃破するためにもっとも有効な兵器とは、同じ戦車に他ならない。


 で、それはもはや前提として、


 普通言われるような「戦車不要論」とは、既存の戦車に割り当てられた役割を一部他の兵器で代替できないか、とか、そういったものだと認識しているんだけどなあ。たとえば、「歩兵に砲撃のお手伝いをするのはでかい砲を積んだ装甲車で代替できないか?」とか。実際のところ、戦車はなんたって最強だから何でもそれで済ませば強いは強いが、とはいえ、欲しいままに戦車を買いまくれる軍隊というのもそうは無い。


 ってとこで、「では、現有の戦車の数量は戦略的に妥当な規模か?」ってな話に必ずなって、どの程度の数そろえるのがカネと生産力と戦闘力の兼ね合いから一番良さそうかってな話になって、そのなかで「戦車は相当少なくしちゃっても、他の兵器をもっと買う、ってのが一番効率が良いよ派」、みたいなのがいわゆる「戦車不要論者」なんじゃないのかなあ。こうなるともうドクトリンによって必要な数は変わるしテクニカルな話にもなるしで、なかなかおれみたいな素人の横好きには難しい議論だね。

メタハラ導入!!

ねんがんの ソーラーIをてにいれたぞ!





メタハラにするだけでずいぶん見栄えが違う気がする。
魚の体色が超きれい。


あと、やっぱ水草の伸びがすげえ。よってトリミングで草を成型しやすそう。
あと水槽上部に空間が空くのは、ランプ点灯したままでトリミングできて超便利。早いし簡単。
確かにこれはレイアウトしやすいわ。

アクアグラベルで実験

ちょっと試してみたいことができたので、
アクアグラベルを買い込んできて、さっそくテスト。



男は度胸! なんでもためしてみるのさ



さてなにを思いついたか。


化粧砂という演出がある。
水草レイアウト水槽などで、一部の底床に細かい砂などを敷くものだ。実際、川などでは流れの具合によってはこうした砂の降り積もったところがよくあり、見た目に涼しげで美しい。

で、この化粧砂を敷くときに、その厚みをどうするかが、けっこう面倒くさい。
薄く敷くと、周囲のソイル部分との高低差が大きくなってソイルが砂の上に流れ込み、見た目に問題だし、油断するとあっという間に砂の表面がソイルでいっぱいになって砂敷いた意味が無くなる。
厚く敷くと、目の細かい砂ではソイルと異なり、砂の中の水が循環しなくなる。結果、砂中が嫌気的環境になって変なものが湧く。たとえば藍藻。また厚い砂は魚の病原菌の温床でもあるそうで、たとえばアピスト飼育などでは、病気の予防のため5mm程度までの厚さとすることが推奨されている。


厚く敷いて嫌気的になり、化粧砂に藍藻が湧いた様子。


じゃ、化粧砂の下に空間があればそこを水が比較的自由に移動し、こうした諸問題の発生を防ぐことができるのではないか。

こうした着想にもとづき、以下のように構想した。

1.アクアグラベルLLを水槽の底に敷き詰める
2.その上にアクアグラベルLを(ry
3.その上にアクアグラベルMを(ry
4.その上にアクアグラベルSを(ry
5.最後に、厚さ5mm程度に化粧砂(ナイルサンド)を敷く。

下に大きい石があり、こいつが通水性を確保しつつ、上に行くにしたがって石の粒径が小さくなるので、下層に砂が無制限に流れ込むことも無い。おお。いけんちゃうか?


期待する効果は以下のとおり。

  • 底床(特に、化粧砂部分)の通水性の確保。厚みを自由に設定できればレイアウトの自由度が増す。
  • 下層の大きめの石がそこここに顔を出してくれることによる、リアルな河床の演出。本物の河床もこんなんちゃうか……知らんけど。


というわけで、飼育特化30cmキューブ水槽で試しにやってみた。



断面図。下から上に石が小さくなるように重ねる。砂はそれほど下層には落ちてきていない。




砂地表面。そこここに小石が露出し、リアルな感じだと思うが、どうよ。




水槽左奥では、アクアグラベルLLを少し積み上げて盛り上げた。砂はその上にかぶさって安定している(水槽隅にむかって傾斜が形成できている)。




このグラベルLLの積み上げは、意図的に砂地から石が顔をのぞかせるシチュエーションを作ろうとしたものだが、実際には上に砂がかぶった状態で安定した。やってみると分かるが、アクアグラベルを上の順番で重ねると、そうそう簡単には凸凹を平らにならすことができない。ということは、この方法では、化粧砂部分にも傾斜や、うまくすれば凹凸―――つまり地形を、意図的に作り出して維持できる、かもしれない!


これが本当にできるとなればレイアウトの表現の幅がスゲえ広がる気がする。グラベルで「骨格」を作ることにより、化粧砂に表情を付ける、というイメージ。石・流木に次ぐ第3のレイアウト素材、それは砂なのだ!!


というわけで、意図せずしてえられた効果。

  • グラベルを凹凸に積むことにより、化粧砂にそのとおりの凹凸をつけることができる。

もちろん、これらすべての効果が今後維持されていくかどうかは分からない。このまま観察を続けなければほんとに使い物になるかどうかは分からない。


うまくいくといいなあ。



さて、そんな30cmキューブの全景を最後に。




なんか妙に雰囲気が出たというか、グリーンネオンが映えるようになった。少し追加しようかしら。

ロリカリアとヨシノボリ。

他、30cmキューブ水槽と20cmキューブ水槽を、レイアウト無しの飼育水槽として持っている。


30cmキューブで飼育中の、ロリカリア類。ロイヤルファロウェラと、リネロリカリア・パルバ(たぶん)。
パルバは我が家でもっとも古くからいる魚の一尾で、「パル」という愛称で家族からも親しまれている。過去、濾過崩壊や異常高温、藍藻爆殖など、どんな過酷な環境にも耐え抜いてくれた愛い奴。同志。守り神。なお、類似の存在としてレモンテトラなどもいる。



20cmキューブの、トウヨシノボリ。単独飼育。近所の川でガサガサにて採集したもの。
オレンジのパターンがなかなか綺麗な奴。よくフィンスプレッディングもしてくれる。

60cmレイアウト修正。


60cm水槽のレイアウトを変更した。

全体として、右肩上がりの三角構図っぽく持っていきたい意図がある。

  • ブリクサショートリーフがもさもさだったのでけっこうばっさり。

手前のクリプトが露出して遠近感が出たか。

  • 化粧砂(田砂)の上に、アクアグラベルを散らす。

化粧砂と植栽スペースがなじまない感じ、というか、化粧砂部分がのっぺりして変化が無く、植栽部分のゴチャ感と馴染んでないようだったので、アクアグラベルS、Mを適当にグラデーションかけて散らし、さらにポイント的にアクアグラベルLをそこここに配置。変化が出たうえ、水槽の印象がなんか明るくなり、いいかなと思うがどんなもんだろ。
渓流風味な感じの水槽になっていて、まあそんなイメージでやってるからいいんだけど、魚はアマゾン水系の魚ばっかりにしてある。あの大河アマゾンに、はたして、こんな小石散らばったロケーションなんてあるのかなあ、と石を散らしながら自問したりした。ま、しょせんレイアウト水槽などフィクションだ。


先に紹介したビタエニアータのオスが突然死んでしまった(流木の穴に頭を突っ込んで身動きが取れなくなった事故らしい)ので、どこかにビタエニはいないかなと某ショップに問い合わせたところ、いろいろあってお連れすることとなった、アピストグラマ・メンデジィ(サンタイザベル)。
そこのショップさんのブリードによるF1個体である。いい個体を譲ってくださったと思う。